「日本国籍を取得したい!」帰化の7つの条件と成功するための準備

かーれん

こちらの記事では「日本の国籍がとりたい!」方向けに、わかりやすく条件を説明します!

1. はじめに

最近では、「日本にずっと住みたい」と考える外国人が増えています。
私のように日本で外国人として生まれ育ったような人もたくさんいます。

しかし、日本国籍を取る手続きの”帰化申請”には厳しい条件があるため、事前準備が重要なポイントになります。

元ブラジル人の行政書士として、自分自身がこの帰化申請をした経験から、帰化申請の7つの要件を分かりやすく解説します!

2. 帰化申請の7つの基本条件とは?

法務局の公式情報出典: 法務局)によると、帰化には7つの条件があります。

「日本の国籍を取りたい!」と考えた方は、まずこちらの7つの条件をクリアすることをチェックしてください。

次の通り、1つずつ詳しく解説していきます!

3. 各要件の詳細と注意点

① 居住条件(住所条件)

✔ 日本に継続して5年以上住んでいること

  • 例外:在留カードの「日本人の配偶者等」は3年でOKです(ただし、結婚2年以上が必要)
  • 注意点:
    • 継続して」という部分がポイントです!
    • 長期間の海外滞在(半年以上)をすると「リセット」される可能性があります。
    • 留学生ビザの期間はカウントされないことが多いです。

② 能力条件(成人要件)

✔ 申請時に満20歳以上であること(2022年4月からは18歳以上)

大人でないと、一人で帰化申請の手続きを行うことができません。

  • 未成年の場合は、親が帰化すれば自動的に日本国籍を取得可能
    こちらは、親と一緒に申請することです。

③ 素行条件(犯罪歴や納税状況)

✔ 素行が良いこと(犯罪歴なし・税金・年金をきちんと払っている)

  • 犯罪歴があるとNG → 交通違反の累積も注意が必要です!
  • 税金・年金・健康保険の未納は致命的(数年分チェックされる)
  • 解決策:
    • 直近3年間の納税証明書を用意する
    • 年金・健康保険は滞納なく払っているか確認すること!

④ 生計条件(安定した収入)

✔ 経済的に自立して生活できること

  • 求められる収入の目安:年収300万円以上(家族がいる場合は高め)
  • アルバイトだけでは厳しい! → 正社員・契約社員の方が有利
  • 家族の収入も考慮される(配偶者が働いていればOKの場合も)
  • 収入証明のポイント:
    • 源泉徴収票や給与明細を準備すること
    • 貯金がある場合は残高証明を用意すること

⑤ 国籍喪失条件(日本の単一国籍主義)

✔ 帰化すると元の国籍を失う(日本は二重国籍を認めない)

  • 注意: 国によっては自動的に国籍喪失しない場合がある(例:ブラジル)
  • 事前に母国の法律を確認し、必要な手続きを準備!

⑥ 思想・安全保障条件(反社会的勢力との関係)

✔ 日本国に対して危害を加える思想を持っていないこと

  • 過去に過激な政治団体に所属していた場合、NGの可能性あり
  • 反社会的勢力(暴力団など)との関係があると不許可

⑦ 日本語能力条件

✔ 日常会話レベルの日本語ができること(小学校3年生レベル)

  • 読み書き・会話ができるか面接でチェックされます
  • ひらがな・カタカナ・簡単な漢字を読めることが必要
  • 不安がある人は事前に「日本語テスト」の練習をするのがおすすめ!

4. 7つの条件を満たしていない場合、どうする?

7つの条件を満たしていない人がまずやるべきこと

  • 居住年数が足りない → 5年経つまで待つ(その間に税金や年金をきちんと払う)
  • 収入が不安定 → 正社員になり、安定した給与を確保
  • 税金・年金の未納がある → すぐに納付し、3年間の証明を取る
  • 日本語に不安がある → 日本語学校に通う・JLPT(N4以上)を目指す

他にも不安なことがあれば、まず無料相談をお申し込みください!

一緒に解決策を他の事例を挙げながら考えましょう!

5. 帰化申請をスムーズに進めるためのポイント

  • 必要な書類を早めに準備する(国によって追加書類がある場合も)
  • 税金・年金・健康保険の支払い状況を確認する
  • 帰化申請の面接でよく聞かれる質問に備える
  • 行政書士に相談するとスムーズ!

本国の書類集めや整えることに一番時間がかかるケースが多いです。

また、帰化申請の面接でよく聞かれることについても、私が実際に経験をしたことや、他に帰化をした方から面接時に聞かれることをまとめておりますので、こちらについてもすべて経験を基にアドバイスをさせていただきます!

6. まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、帰化の条件と帰化を成功させるための準備を説明しました!

  • 帰化申請には「7つの条件」があり、どれも重要!
  • 特に「税金・年金の未納」「安定した収入」「日本語能力」は不許可の原因になりやすい
  • 準備が整っていないと無駄になってしまうので、事前にしっかり対策を!
  • 行政書士として、帰化申請のサポートを行っています!
    📩 帰化申請で不安がある方は、お気軽にご相談ください!

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この記事を書いた人

Karenのアバター Karen 代表行政書士

元ブラジル人の行政書士。日系ブラジル人三世として日本で生まれ育つ。京都外国語大学ブラジルポルトガル語学科卒業。ブラジル・サンパウロに留学経験あり。母国語は日本語。2016年に日本国籍を取得。自身の帰化をきっかけに行政書士になる。趣味は、コーヒーの焙煎とドライブ。おいしいコーヒーを飲みながら面談が可能。

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